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人類学の講義で登場した唯一の武将

日本人の骨格の変遷についての講義で唯一紹介された戦国武将
・・・誰かというと、石田さんでしたよ。

顔や頭の形についての話で、有名人の骨はどこで生まれたかとか家系とかまで
しっかり記録が残ってるから、素性が確実でとても良い、
打ち首になっていても頭蓋骨はしっかり保存されてるからありがたいとかそんな話から始まり。

現代の日本人は顔が平坦な人が多くて、
頭全体の形をみると、奥行きが短いタイプ(いわゆる絶壁)が多いけど、
過去の人骨を調べるとけっこう色々いた・・・というところで登場した。
史実の石田さんは現代日本人にはほとんどいない長頭タイプで、
女性並みの小顔だったらしい。こめかみからこめかみまでが何センチって言ってたかなー。
たしか14センチとかそんな感じだった気がする(うろ覚え)

ただし、この「長頭」というのは「頭の奥行きが長い」ということ。
現代ではアフリカやヨーロッパに多い形。
BASARAの三成の頭は「長い」じゃなくて「高い」と表現される形なのです。

下手な絵だけど図解してみた。
長い高い

上の段の左の頭を標準とする。
まんなかのタイプが「頭が長い」、右のタイプが「頭が高い」状態。

生物学では、背骨と同じ方向を「縦」、背骨と直角の方向を「横」と表現する。
だから下の段の左の魚が「縦縞」、右の魚が「横縞」となる。
この考えでいくと、「長短」「高低」の向きは図のようなことになるらしい。


BASARAは色々とぶっ飛んでるけど、ちょいちょい史実ネタを盛り込んでるのがおもしろい。
ただし石田さんについては、「長頭」の意味がちゃんと伝わってなかったんだろなー。
もし本来の意味が伝わってたら、キャラの造形全体が全然違ってたんじゃなかろうか。



・・・なんでこんな話を思い出したかというと、棒みつなりさんに衝撃を受けたので。
このモデルなんか好きになっちゃったんだけど、誕生した経緯を考えるとやるせない気持ち・・・。

ためしにパンスト踊ってもらった。
まったく修正してないけどかなり良い動きをしてくれます。貫通とかしないし!
足首の不安定さも棒だからよく分からないありがたさよ・・・

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