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MMDゆるゆる講座 3時間目

MMDゆるゆる講座 3時間目 
           「モーション流しこみでも個性をつける工夫」 工藤Pさん


【視野角について】
MMDを起動すると、視野角は最初45度になっている。
視野角45度のままアップにするのはやめよう!!!

顔のアップにするときの視野角は10度前後に。(8~15度位)
モデルによって、また好みによってちょうどよい具合は変わる。
人によっては1度にまで下げる人もいる。

顔の周りに装備がある方が分かりやすいので、
うちではオテ式政宗で違いをみてみる。
(当日はzeze式ミクなどを例にしていた)

視野角と距離を変えつつ、同じくらいの大きさに映るようにして比較すると
視野角45度、距離5
ゆる視野角45-5
    兜が後ろの方に見えるというか、
    ドアスコープの向こうにいるのを見てるみたいというか。
    つまり魚眼レンズっぽく映るってことだろうか


視野角27度、距離8
ゆる視野角27-8

視野角10度、距離20
ゆる視野角10-20

視野角1度、距離195
ゆる視野角1-195
  …オテ式って、視野角の変化に割と強いのかもしれない?w
  私が好きなモデルだもんで、目にフィルターかかっちゃってる可能性は
  否定出来ない(`・ω・´)キリッ
  私は、ここまでアップにするときは視野角7~10位が好み。


モデラーさんはだいたい、視野角45度のままドアップを撮られるのは嫌だと
思っているようです。大事なことなのでもう一度。
視野角45度のままドアップにするのはやめよう!!! 


※視野角はアップでは絶対に決まった値に下げなければいけないものではなく、
映したい画によってはあえて視野角を上げるのもひとつの手。
そのモデル、その場合によってちょうどいい値に調節して使う。

 作ってあるポーズでも使って何か例…
 と思ったけど、このポーズあんまり分かりやすい例じゃない気も?
 ま、まぁそのへんはご愛嬌ということで(;´∀`)


上半身アップで撮影した例。
モデルのポーズやカメラの角度は同じ。カメラの位置は微妙に変えたかも
視野角15度、距離33
ゆる視野角215-33

視野角30度、距離18
ゆる視野角230-18

視野角45度、距離12
ゆる視野角245-12

この例でもなんとなくは伝わる…と思うんだけど、
背景もつけて動かしながら見せてくれた講座はわかり易かった。
お話をまとめると、
上半身くらいのアップの場合
 アップなので視野角を下げる
   …顔を可愛く(かっこよく)撮れる。
    しかし平面的になる。一枚絵っぽい。イラスト的。静的。

 あえて視野角を上げる
   …立体感が出る。
    顔の周りで動く手のモーションの見え具合なども変わる。
    背景の映りこみ方が変わり、ステージが広くダイナミックに見える。



【表情で個性を出す】
モデルも配布モーションも、他のたくさんの人が使っているもの。
それを使って自分の動画らしい個性を出すには、まず表情を変えてみる。
デフォルトのままでもかわいいけど、そのままだと他の人と全く同じだから。

まゆを下げるだけでも顔のイメージが変わる。
例えば、眉を下げて両目ボーンで黒目を少し下げて
まばたきモーフで少しまぶたを下げる。それだけで、全く雰囲気が違う。

モーフをいじってないオテ式幸村
ゆる10-1

眉を下げ、黒目位置を調整し(今回は右ハイライトも微調整)、弱くまばたき
ゆる10-2

目が小さいBASARAの男性モデルでも違いが出るけど、
目が大きくて眉との距離がある女の子モデルだと、この違いがもっと大きく出る。

女の子モデルはパッと目を見開いたような状態がデフォルトのことが多い。
そのままずっといるとどこか人形っぽかったりする。

まぶたを少し閉じるのを、まばたきじゃなくて笑いでやると、
モデルによって柔らかくなったり、色っぽくなったりする。


【モデルに合わせたモーションの修正】
借りてきたモーションをそのまま使っても、自分が使いたいモデルには合わない。
そこで、モデルに合わせて修正を加える。

工藤さんの、モーションを流し込んだままで全く調整していないものと、
モーション・表情を調整したものとを比較している講座動画。

全く印象が変わるのがよく分かる。


修正のポイント
・モデルのイメージに合わせて、センターのキーをあえて減らしたり
 上半身の動きを小さくしたりする 
   →女の子の動きよりも揺れを減らしたほうが男っぽい

・首ボーンをいじる…首ボーンはモーションとして使わないモーション作成者も多い。
            首・頭をいじるとかなり表情が付く。

・目線をいじる…カメラから目線を外す。
          ずっとカメラ目線だと不自然。

自分がつけたカメラに合わせて、
 決めポーズをとっている間のモーションのゆらぎを消す。

  モーションは、特定のカメラを想定せず、
  どの角度から見ても自然なように作られている。
  そのため、決めポーズ中も自然さを出すために揺らいでいることが多い。
  例えば指差すポーズをするときには、その指を画面の1箇所で
  ピタっと止めたほうが印象的。
   →指差しポーズをコピーして、止めていたいフレームの最後へペースト。
    間のキーは消しちゃう。あんまりにも静止してても不自然なので、
    センターだけちょっと動かして全体を少し動かす。

 女性モーションを男性モデルに使う場合、
 ・肩を外へ開く →女の子の動作は肩をすぼめるようなものが多い

 ・内股を直す 全ては無理でも、目立つところは直す
  足ボーンで内股にしてある(膝を内側へ向けてある)ことが多いので、
  足ボーンを思い切って全部消す。すると足首に影響が出てぐねぐねするので、
  その分は足首ボーンで地道に直す。または、カメラで映さない。


 ・女の子っぽい振りは改変。もしくは映さない。

工藤さんの講座では、当然のこととして語られていなかったのだと思うのですが、
モーション作成に使ったモデルとの体型差の影響で
ボディに腕がめり込んだりするのもぜひ直したいところだと思います。

 変なところは面倒がらずに地道に直す。または映さない。



【カメラについて】
・背景があると、カメラが大きく動くと酔う
  →背景がなければ酔わない!
   カメラを大きく動かしたい時には背景を付けなければ酔いにくい。

・曲に合わせてカット割りする
  →再生ボタンの下のフレームスタート・フレームストップに
   チェックを入れておくと便利。同じ部分だけ繰り返し再生するのが楽。

・カメラのメリハリ
  サビの前に急に寄る・離れる
  大きく回しながら、間に15Fくらいずつ別のカットを挟む
  ゆっくり寄りながらカメラの補間曲線をつけて蛇行する   など

・視点パネルの □モデル…一番上のモデルを中心に見る。
           □ボーン…選択したボーンを中心に回る。
                  指ボーンを動かすときなどに便利。

・カメラの注視点 画面の真ん中の◎を中心にしてカメラが回るので、
 ◎の位置がモデルよりも手前または奥になってしまっていると、
 カメラを動かした時にモデルが画面から消えてしまう。
  →これを避けるには、カメラをつけ始める時に視点を上に(テンキー8)
   してから動かすと良い。
  →手持ちカメラでパンしたいようなときには、
   カメラの距離をマイナスにすれば良い。

注視点の話では、男性陣から補足が飛び交ってちょっと面白かったw
カメラについて一家言ある人が多いんだなあ。

注視点についてはこれらの講座動画をオススメ。

視野角などについても説明あり。


カメラワークについての説明も分かりやすい。

 

「ゆるゆる」「ゆるふわ」「初心者向け」だから期待しないように!
とか言われてたんだけど、思った通り色々と勉強になりました(*´∀`*)
主催して下さった工藤さん、
講師の帽子屋さん、せっきょんさん、どうもありがとうございました!

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